レゲエニュース CH7(チャンネル7)

2004年から2007年まで、レッドホットなレゲエニュースをピックアップしていたch7。

vol.173-182
「2006年 グラミー賞」




CH 7のvol. 151〜153にて、2006年のグラミー賞「BEST REGGAE ALBUM」部門と「BEST URBAN/ALTERNATIVE PERFORMANCE」部門にDamian "Jr. Gong" Marleyがノミネートされたとお伝えしました。で、先日、グラミー賞各部門のWinnerが発表されたのですが、なんと!Damian Marley、「BEST REGGAE ALBUM」部門だけでなく「BEST URBAN/ALTERNATIVE PERFORMANCE」部門においてもグラミー賞受賞者となりました!

2冠です、2冠。恐るべし、MarleyのDNA。グラミー賞という公の場所で、レゲエ関連以外の部門でWinnerになったことは、レゲエ界にとってもすごく影響のあることだと思います。ますますレゲエが世界で認められ、本物のレゲエが多くの人の目に耳に触れることができる、大きなきっかけの1つになることは間違いないでしょう。

そんなグラミーアーティスト、Damian MarleyへのジャマイカSTAR紙によるインタビュー。
グラミーをとった感想を聞かれ、2冠という偉業に少々困惑ぎみだったようだが、今後の活動にますます意欲的なようだ。 「いつも話していたとおり、アルバムも好調だったから、ノミネートさえされれば、5分の1の確率だし、結構いけるんじゃないかな、なんて思っていたよ。言いたいのは、このことは俺らのジャンルの音楽(レゲエ)の歴史に刻まれることで、とても誇りに思うよ。

1回目のグラミー受賞のときは、ごく個人的な達成感みたいなものだったんだ。ベスト・レゲエアルバム部門は、自分のすごく身近にあるもの、もう一つの部門は、新しい境地。一つだけじゃなくて、二つ、二冠を達成できたってことがすごくうれしいし、だからこそ歴史を築けたんだと思う。(レゲエ部門以外の部門でもグラミーを受賞できたことが、レゲエという音楽がもっと上がっていくための重要な歴史の1ページとなり、それを自分が築けたことをすごくうれしく思う、という感じ)あと、この受賞は(レゲエの)Foundationをきずいてくれたすべての先駆者に捧げたい。」

"Marley"という名前を背負っていることについて。 「とにかく、もしみんなが俺の音楽を好きじゃなかったら、俺の音楽は聴かないと思うんだよ。Marleyという名前があるだけで"露出の機会"だけは与えられたりもする。でも、それは俺にはどうしようもないことだろ?俺はMarley、それは変えることはできないものなんだ。」

今後の活動について。 「ガンガン意欲的にやってるよ。新しいシングル、[Beautiful]って曲もBobby Brownと作って、ちょうどPVが撮りおわったところなんだ。この新曲もまた売れるといいね。」またまた新曲が楽しみな"Jr. Gong"だが、父親のBob Marleyも最近新曲を発売している。 新曲、というか、未発表曲なわけだが、Rita Marleyが発見してこのたびの発売になった模様だ。

まだまだBob Marleyの未発表曲、あるのかも知れない。 で、元祖Marleyの新曲「Slogans」、Bob Marleyらしいメッセージ性の強い曲です。魂入ってます!One Love!
<2006.2.20〜><text:Caspa>





→レゲエニュース バックナンバー目次へ戻る