レゲエニュース CH7(チャンネル7)

2004年から2007年まで、レッドホットなレゲエニュースをピックアップしていたch7。

vol.159-163
「Sting 2K6」




今回のStingも前回と同様、大きな問題も起きずに、コンセプト通りPeace、Love & Unityに終わったみたいです。Beenie Man、なんと2回のパフォーマンスをしたようだ。1回目のステージはShocking Vibesの仲間達と。そして2回目はVybz kartelと。はじめは10:45pmからのステージに出る予定だったが、結局出てきたのは2:00am。ジャマイカンタイム全開ですね。「King Of Dancehall」などを披露したという。

Mr. Vegas、ステージの最中で、キングストンはダウンタウンでレイプされて殺された6歳の女の子の写真を掲げて、観客はライターを灯して黙とうを捧げる場面もあったとか。 ベテランDJやSinger、Half Pintは「Greetings」を、Lucianoは「It's Me Again Jah」を、Pinchersは「Agony」を披露した模様。生で聴いたら感動ものでしょう。Up Coming DJやSinger、Turbulenceは「Notorious」、Gyptianは「Serious Time」を歌いMush Up。

でもやっぱりStingと言えばこの人「Ninja Man」。今回のStingのテーマが「Peace、Love & Unity」であるにも関わらず、DJクラッシュをおっぱじめようとした模様。 「すべてのDJを俺のリリックスでKillしてやるぜ。」って始めちゃったようだから、お客は待ってました!って感じで!Bounty Killerが今回のStingに出演したのかどうかは不明だが、Ninjaの最初の標的はBounty!

「Bounty、おまえの女はすぐにもっといい男にくっついていっちまうぜ。マジだぜ、おまえの女はすぐにもっといい男をみつけるぜ。」などなど…。ここにKartelも参加して、「DJ CLASH START」か?と思われたところで、Beenieが"大人"な対応でKartelをなだめて(残念ながら?)DJ CLASHにはならなかったらしい。

Kartelも最後には「俺もNijaのファンだからよ、初めて買ったレコードはNinjaのやつだ。」と言い出す始末。もちろん、怪我人や死人が出るようなダンスは良くないし、もし自分がプロモーターであったら大失敗なダンスと感じるだろう。 ただ、「勝負」ごと(ここではCLASHのこと)にしか出てこないVibesもあることは事実だと思う。そのVibesに他の音楽にはない魅力を感じているレゲエ好きの人も多いはず規制、規制で押さえ込んで、Peace、Love & Unityを実現せざるを得ない現状もあるのだろうが、いろんな意味でレゲエの良さが失わないようなStingであって欲しいと思う。

<2006.1.18〜><text:Caspa>









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