レゲエニュース CH7(チャンネル7)

2004年から2007年まで、レッドホットなレゲエニュースをピックアップしていたch7。

Vol.126-137
「New York World Clash 2K5」




全国のサウンドクラッシュ愛好家のみなさん、お待たせしました!毎年恒例となっております「NYC」での「サウンド世界一決定戦」、今年の決戦日はは10月8日(土)。決戦場所はNew York、Brooklynの「Elite Ark」。Irish & Chinの主催するこの「World Clashシリーズ」、今年はJamaica、 Antigua、Canadaで開催され、とうとうNew YorkはBrooklynに舞台がまわってまいりました。世界中これだけの地域でこのようなでっかいクラッシュをプロモートしているIrish & Chinにはホントにリスペクト!すごいっす。

Anyway、まずは気になる出場サウンドをご紹介。今回このクラッシュに参加するサウンドは全部で6サウンド。まずはジャマイカから「Bass Odyssey」。「Bass Odyssey」といえば、クラッシュ業界では知らない人がいない存在。ジャマイカはSt. Annが地元のサウンドで、これまでにいくつものサウンドを潰してきたビッグサウンド。その「Bass Odyssey」にとって、ブルックリンはこれまでに何度も記憶に残るクラッシュを行ってきた場所で、特別の思い入れのある場所だろう。

しばらくクラッシュに顔をだしていなかった「Bass Odyssey」だが、今年に入って復活、「World Clash Jamaica」で優勝をしている。優勝候補No. 1の呼び声も高かった。お次はレペゼン日本、「Mighty Crown」。まだまだ記憶に新しい、1999年のNYでのWorld Clash。そう、日本代表として出場した「Mighty Crown」が当時最強のクラッシュサウンド、Ricky Trooperがいた頃の「Killamanjaro」を破って優勝したわけだが、その場所こそBrooklyn。Mighty Crownにとっても、特別の思い入れのある場所だろう。それ以来、クラッシュ業界でなくてはならない存在となったMighty Crown。

数々のクラッシュに参戦して、優秀な成績を残して、全世界に多くのファンを持つ。今年2005年も精力的に活動しており、最近では「U.K. Cup Clash」「World Clash Antigua」にて優勝をしている。7月には宿敵Torooperとの一騎打ちにも勝利し、今乗りに乗っている。「The Far East Rulers」がNYでぶちかましてくれたのか?

もう1サウンド、ジャマイカから「Black Kat」。この「Black Kat」もクラッシュ業界で知らない人はいない存在。今までに何度もWorld ClashのNo. 1タイトルを獲得している。セレクター/MCの「Panther a.k.a. The War Tanker」のヴァイブス満点のプレイは炸裂するのか?今年はWorld Clash Canadaにおいて、「Bass Odyssey」と「Mighty Crown」を破り優勝している。

北米カナダからは「Desert Storm」。今年のWorld Clash Canadaにおいて、目を見張るパフォーマンスを見せたと評判のよい「Desert Storm」。NYのクラッシュファンにも自分達のヤバさを見せつけたいところ。これまでにGlobal Clash NYや、地元カナダのトロントにおいて様々なクラッシュに出場している。イギリスからはUK CUP 2K5の善戦も記憶に新しい「Immortal」。最近、UKで行われたクラッシュ(イギリス版U.S. Rumbleのようなクラッシュ)にてUKチャンピオンを獲得したようだし、ますます勢いに乗っているサウンドだ。今回の台風の目となるか?

最後にドイツから新顔?ドイツのハードコアサウンド、「Sentinel」。最近のドイツのチャンピオンサウンドで、2004年には、ドイツのビッグサウンド「Soundquake」も負かしている。今回の出場は、あの「戦う紳士、David Rodigan」の推薦もあってのことのようだが、ダークホースとなり得るサウンドだろう。

出場サウンドのブッキングこぼれ話。こういうでかいクラッシュに参戦しているサウンドといえば、「Fire Links」「Killamanjaro」「Tony Matterhorn」を思い出す人も多いんではないか?今回の「New York World Clash 2K5」には残念ながら参加していないのだが、やはり事情があったみたいだ。「Fire Links」、実はあの「Bass Odyssey」と一悶着あるみたいで、一度にこの2サウンドを出すことは不可能なようだ。「Bass Odyssey」は今年「World Clash Jamaica」で優勝していることもあり、LinksではなくOdysseyの出場と決めた模様。

「Killamannjaro」。オーナーのMr. Harper(Papa Jaro)さんによれば、将来的にはまたこういうでかいクラッシュに参戦したいが、今はまだ時期じゃない、とのこと。Tooperも抜けて、Fredyも抜けて、ちょっと面子が揃わないようだ。でも、また近い将来にJaroがWorld Ckashに参戦することを心から期待したい。「Tony Matterhorn」。彼が出場できないのはUSビザの関係だけ。ビザがOKなら出場していたみたい。残念!

大事な大事な、今回のクラッシュのルールを最後に。

1.各ラウンドごとのジャッジはしない
2.2ラウンド目で、「2サウンド」が脱落
3.3ラウンド目で、「1サウンド」が脱落
4.4ラウンド目で、「1サウンド」が脱落
5.5ラウンド目で、「1サウンド」が脱落
6.最後まで残ったサウンドが優勝!
気になる結果は次号で!

[NY World Clash 2K5 速報!]

な・ん・と!
ヨーロッパはドイツから初出場の「SENTINEL」が優勝!よく考えられたセレクションで常に会場を沸かし続け、ブルックリンのクラッシュファンの心をわしづかみにしたようだ。ヨーロッパのサウンドがWorld Clashで優勝したのは史上初で、「SENTINEL」は2005年10月8日に歴史に名を刻んだ。

クラッシュの大まかな流れは…、

□1ラウンドはどのサウンドも落ちないルール
□2ラウンドで「Immortal」「Desert Storm」が脱落!
□3ラウンドで「Mighty Crown」が脱落!
□4ラウンドで「Bass Odyssey」が脱落!
□「Sentinel」と「Black Kat」で「Tune-Fi-Tune」開始!
□Tune-Fi-Tuneは終始「Sentinel」がリードした模様だが、「Black Kat」も持ち直してスコアは「5-5」の互角!
□最後に「Sentinel」が掛けた曲がBuss De Place!
□これで勝負あり
ということのようだ。

以上、Irish and Chinのサイトからの情報でした。
最後に「Sentinel」が掛けた曲って、いったい何だったんだろう!?
CDの発売が待ち遠しいです…。要チェック!

<2005.10.12〜><text:ca-spa>





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