レゲエニュース CH7(チャンネル7)
2004年から2007年まで、レッドホットなレゲエニュースをピックアップしていたch7。
Vol.076-082
「絶好調!Mighty Crown」
日本を代表するサウンド、Mighty Crownの活躍が続いている。
ちょっと前のことになってしまったが、2005年3月18日・19日の二日間、フロリダ州で行われたMighty
Crown対Black Katのサウンドクラッシュの模様をIrish and
Chinのウェブサイトから。
このクラッシュ、フロリダ州OrlandoのNipton
Promotionsが実現。クラッシュは二夜に渡って行われ、初日はMiamiにて、次の日はOrlandoにて行われた模様。
サウンドクラッシュファンたちはこの2つのビッグサウンドによる一流のクラッシュを少しでも見逃すことがないよう、かなり早い時間から集まったそうだ。
18日のクラッシュはMiamiにあるClub
Hollywoodにて。かなり広々とした会場は、このようなイベントにぴったりだったようだ。
試合開始はちょっと遅めの午前2時。
この日は30分のラウンドを1回、15分のラウンドを2回、最後にtune-fi-tuneが行われた。
先手はMighty
Crownで、しょっぱなからダンスホールの最も人気のあるダブプレートをかけ、Black
Katにこれからの戦いの厳しさを見せつけたそうだ。
観客は4度のWorld ChampionであるBlack
KatのPantherを声援、警笛、口笛など、あらゆる音で歓迎したとのこと。
彼は最初のラウンドでかなり力強いダブプレートをかけていたが、曲の選択に一貫性がなかった。
この夜のBlack Katのパフォーマンスはずっと一貫性に欠けていたので、当然Mighty
Crownのリードだった。
やり続けるうちに、初めの歓声はどこへやら、観客は静かになってしまった。
午前4時過ぎにtune-fi-tuneが始まった。
この頃Pantherは持ち直して、Black Katの得意なGarnett SilkやDennis
BrownなどのBig tunesで勝負。
一方Mighty CrownはMarcia Griffith、Bob Andy、Jimmy
Cliffなどで対抗。9曲かかった時点でMighty Crownの勝利が宣言されたとのこと。
次の19日のOrlandoでのクラッシュも同じく遅めのスタート。Pantherは昨夜の屈辱を晴らすべく、Mighty
Crownは今日も勝利をおさめるべく、Vibes満々だったそう。
Black Katは復讐心いっぱいでクラッシュを開始。はじめのラウンドで彼はMighty
Crownを曲で、口頭で攻撃しまくってイケイケだったそうだ。
Black Katはトップ・テンのダブプレートに集中して、観客を盛り上げた模様。
一方のMighty Crownは、初めはリラックスした雰囲気で、Big
tunesはクラッシュの後半戦にとっておいた。
この戦い方は成功したようで、Mighty Crownは続くラウンドでもBlack
Katを圧倒し、最終的に二日連続で、Mighty Crownが勝者となったとのこと。
3月上旬にもNYブルックリンのサウンド、LP Internationalを破ったMighty Crown。
Black
Katを2連勝で破り、今後ますます勢いに乗りそうだ。
この調子で3月末にジャマイカはモンテゴ・ベイで行われる毎年恒例のビッグ・サウンドクラッシュ
「DEATH BEFORE DISHONOR
2005」の優勝もかっさらうかと期待されたが、残念ながら結果は地元ジャマイカのサウンド、Bass
Odysseyが優勝。
Mighty
Crownは惜しくも2位だったようだ。このクラッシュの詳しい内容はについては、ご自分の「耳」で聴いて是非ジャッジしてみてくださいね。
<2005.6.6><text:ca-spa>
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