時は3月5日(土)、New Yorkのブルックリンにて行われたMighty Crown(Japan)とLP
International(NY)のサウンドクラッシュの模様をIrish and ChinのWEBサイトより。
このクラッシュ、Tek 9 Promotionsが主催をしてブルックリンにある「The
Rock」というクラブで行われた。この2つのサウンド、Mighty Crown(以下MC)とLP
International(以下LP)は
何年もの間ライバル関係にあったそうで、ついにその決着をつけようと1対1のクラッシュ「The
Clash of the Century(今世紀一のクラッシュ)」を行うことに同意したそうだ。
LPは「The King of New
York」というステータスを再び断言すべく参戦。一方MCは「過去のハードコアなMCの復活」をSimonが約束。LPを倒すことを誓ったという。
クラッシュの序盤、2つのサウンドは互いにダブプレートのみをかけた。1ラウンド目、MCのSimonとSammy
Tは最新のBig Tune、Richie Spiceの「The Way You're Living」
やSizzlaの「Rise To The
Occasion」などで観客を沸かせたそうだ。これに対し、LPのパフォーマンスのほうが、Maxi
Priest、Sizzla、Bounty Killerらの「Drop Leaf」riddimのダブを披露するなど
一貫性があったという。
2ラウンド目でのMCはJah CureのBig Tune「Jah Jah Bless Me」「Sunny
Day」「Longing
For」などをかけ、なかなか良い内容だったようだが、さすがの「The Far East
Rulers」にとっても
LPのダブの数の多さ、懐の深さは大きなネックとなったようだ。Maxi Priest、Buju
Banton/Wayne Wonder、Early B、Hammer
MouthなどのクラシックなLPダブをかけてMCを圧倒。
LPはGarnett SilkとDennis
Brownのダブもかなりかけたという。これに対しMCはGarnett SilkとDennis
Brownで対抗はできなかったものの、Barrington Levyの「Collie Weed」、
Jimmy Cliffの「Harder They Come」と「Many Rivers To
Cross」で切り返す。Marcia Griffith/Bob AndyとMarcia Griffith/Beres
Hammondというコンビものもかけて盛り上がったそうだ。
あまり国際的には有名ではないがレゲエ史に残る名曲をかけるという見事な手を披露したそうだ。
Irish and
ChinのWEBサイトから察すると、当初の目的であった「リスペクトを得ること」は間違いなく2サウンドとも果たしたようだ。
MC、LPの2つのサウンド共に勝者、これでいいんではないかと個人的には思うけど、どうしても納得いかん、という方は実際に聴いてみて自分で判断してくださいね。
Anyway、3月18日にMiamiで、3月19日にOrlandoで、Mighty Crown vs Black
Katの1対1のサウンドクラッシュが行われた模様。結果は2日ともMightyが圧勝したそうだ。情報が入り次第また「CH
7」にて。
<2005.4.4><text:ca-spa>