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＜PICK UP 026＞
[book]「Jerk from Jamaica: Barbecue Caribbean Style」

「ジャークスパイス研究所」発足以来、ジャークチキンに関する本やyoutubeの動画をディグってます。
それぞれ色んなレシピが載っていて、見ているだけでも楽しいんだけど、今回ご紹介の「Jerk from Jamaica: Barbecue Caribbean Style」はそんな中でもオススメの1冊、ジャークシーズニングを使ったレシピ集です。

イイトコロ：

まずは、発売が2007年04月と比較的新しいこと。料理も生き物。時代世代で考え方も変わっていくと思いますが、ここで紹介されているレシピは、トラディショナルでありながら、アレンジが現代風でとても取っつきやすいのが特徴です。

そして、もうひとつの特徴が写真。料理だけじゃなく、ジャマイカの風景などバラエティに富んでいて、見ていて本当に楽しくなります。Ed Andersonという写真家が撮ったジャークレシピの数々は、空腹時注意です。

加えて、ジャークシーズニングに関する情報が半端じゃない。その歴史からシーズニングそのものの作り方、応用レシピまでまさに「ジャーク本」の決定版、といった風情。

最後にHelen Willinskyという著者のコラム。本書は洋書ですが、レシピの内容は英語が苦手でも全く問題なく理解できると思います。注目したいのはジャマイカ人の著者がその料理にまつわるエピソードなどのコラムをそっと添えているトコロ。
例えば、ジャマイカのIndependence day（独立記念日）のためのRed Snapper（鯛）を使った料理が載っていて、その日のジャマイカの様子が書かれていたりと、レシピを通した「ひと味違うジャマイカ」を堪能できるようになっていたりもします。

「ジャークスパイス研究所」をやろうと思ったきっかけも、色んな角度からレゲエ、ジャマイカを見てみたいという想いがあったから。そんなジャマイカ愛、秋の夜長に本書でもう一段深めてみては？
＜text:tooyoo＞





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